クライアントの身になる
それが他人の家の話なら、家というものは多少狂いがあるものだと、誰もが寛大に認める。しかし、いざ自分自身の家となったらそうはいかない。

  設計には、家を建てるクライアントの身になり、その気持ちで取り組みたい。

 そのためには相手を好きになり、クライアントが何を望んでいるのか、その生き方はどうなのかを考えてみることが必要となる。それに自分の考え方、生き方をぶつけて真剣に造っていく。

 初めは手探りでも、何度もこちらの考え方をぶつけてみる。そのプロセスを通してクライアントの望んでいる事、こちらに期待されていることが見えてくる。その確信が掴めるまでは、良い仕事に結びつけるのは難しい。


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